当院は、東京都が設置する新型コロナウイルス感染症自宅療養者への往診強化事業に参加し、都民の生命と安全な療養生活の確保に多大な貢献を行ったとして、東京都知事から感謝状を贈呈されました。
当院理事長の任博をはじめ、医師、看護師、事務員、運転手など、スタッフ全員が心をひとつに努力した結果です。私たちはこの経験を活かし、患者さんにより良い在宅医療支援を提供するためにいっそうの努力を行ってまいります。


当院は、東京都が設置する新型コロナウイルス感染症自宅療養者への往診強化事業に参加し、都民の生命と安全な療養生活の確保に多大な貢献を行ったとして、東京都知事から感謝状を贈呈されました。
当院理事長の任博をはじめ、医師、看護師、事務員、運転手など、スタッフ全員が心をひとつに努力した結果です。私たちはこの経験を活かし、患者さんにより良い在宅医療支援を提供するためにいっそうの努力を行ってまいります。


梅雨が訪れ、気温もじわじわと上昇しています。これからの季節は特に高齢者の皆様は脱水症に注意が必要です。そこで本日は、当院の管理栄養士・横川が脱水症の症状とその対策を解説します。
そして、こちらの記事は《健康だより》の記念すべき第一回目。次回も新たな健康情報をお届けします!皆様の毎日が笑顔で溢れ、健康に満ちた日々になりますように。


2023年5月13日と14日に名古屋で開催されたプライマリケア学会に、当院から任洋輝医師およびスタッフ3名が出席しました。この学会は医療従事者にとって重要な場であり、総合診療科の非常勤医師とも交流する機会となりました。
今回の学会は、久しぶりのフルリアル開催で直接人と会う楽しさと、情報量の多さを再認識する場となりました。
学会で特に印象的だったのは、VR認知症体験です。この体験を通じて、視野が狭くなることや焦点が合いにくくなる結果として、距離感が分からずに転倒してしまう現象を体験しました。認知症患者が転倒しやすい理由を直接体感できたことは、医療提供者として非常に大きな学びでした。
また、学会では環境問題とプライマリケアの問題を取り上げた講演もありました。これにより、「環境(地域)」「生活(家族)」「患者(疾患)」の三要素が絡み合った医療への視点を再確認することができました。
当院は引き続き、最先端の医療情報と総合的な視点を持ち、地域に対するプライマリケアを提供してまいります。

平素より当院診療にご協力いただき誠にありがとうございます。
本年のゴールデンウィーク中の休診日は下記のとおりです。
休診日 令和5年5月3日(水)
※5月4日、5日は通常通り診療を行っております。
なお、当院では休日往診(土日祝日)について専任の医師を配置することといたしました。そのため、休日の往診につきましては担当主治医と異なる医師が訪問する場合がございます。あらかじめご了承ください。
当院は引き続き強化型在宅療養支援診療所として24時間365日往診できる体制を整え患者様に安心していただける在宅医療の提供に努めてまいります。ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
医療法人社団杏生会
文京根津クリニック
院長 任 博

先日(3月24日)に開催された当院主催の「コロナ禍で見えてきた地域医療の課題」オンラインセミナーが無事終了いたしました。参加いただいた皆様、そして関係者の皆様に心からの感謝を申し上げます。
今回のセミナーでは、当院の任洋輝医師によるコロナ禍で得た経験や課題の共有をはじめ、医療介護や地域医療連携の関係者とのコミュニケーションが活発に行われました。質疑応答の時間には、多くの参加者から熱心な質問が寄せられ、意見交換が盛んに展開されました。
オンラインセミナーの利点を活かし、遠方からも手軽に参加できる形で、多くの方々と情報共有ができたことは大変喜ばしいことであります。今後も、皆様のニーズに応える有益な情報提供を目指してまいります。
今回のセミナーの録画を以下のリンクからご覧いただけますので、ぜひご参考になさってください。
【セミナー録画(YouTube)】
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
院長 任博
医療法人社団杏生会
文京根津クリニック


2023年3月24日(金)『コロナ禍で見えてきた地域医療の課題』をテーマとしたセミナーを下記の通り開催することといたしました。
本来であれば皆様と同じ場所に集まり、文字通りの ”顔の見える関係” を築くべきところですが、感染症に配慮しオンラインでの開催といたしました。オンラインでは衛星通信も利用し、より安定した環境でセミナーをお届けできるように努めます。
今回のセミナーが在宅医療の課題を解決する一歩になれば幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
1.日時:2023年3月24日(金)18:30~20:00
2.形式:Zoomオンライン開催(衛星通信利用)
セミナー申込はこちら↓
https://forms.gle/cdjxZEMYEi3R9xnTA


当院では初となる全職員対象の研修を行いました。
今回はリーダー職員からの提案により実現に至りました。バックグラウンドが様々な職員がいる中で、あらためて共通した「接遇」「マナー」を確認できる大変良い機会となりました。
接遇マナーは、単に”カタチ”だけではなく相手を大切にする気持ちを”カタチに表す”、そして気持ちを伝えることの手段だということを理解することができました。


1.目的
本人の意思を確認し、その人が「大事にしてきたこと、大切にしたいこと」を重視した医療を提供し、希望する生活を可能な限り支えるため、生きる力を引き出し、最期まで本人らしい人生を支えることを目的とします。
2.意思決定支援に求められる理念
①疾患や障がいの軌跡を踏まえ、さまざまな状態に応じた支援とそれらの移行期の支援について、外来・入院・在宅医療を通じて対応します。
②病状の変化に迅速に対応しつつ、複雑な病状と障害、からだやこころのつらさへの総合的な医療・ケアを提供します。
③医療、ケアと生活支援の統合的アプローチを行い、身体・心理・社会的問題への包括的アプローチを行います。
④利用者(本人と家族等)主体のチームアプローチ(IPW)を推進します。
⑤利用者(本人と家族等)のこれまでの生き方を踏まえ、これからの生き方を支えます。
3.在宅療養に即した意思決定支援の留意点
できるだけ慣れ親しんだ人や環境に配慮して意思決定支援を行います。医療・ケアの希 望の合意内容は、その背景や理由に加え、人生観や価値観(大事にしてきたこと、大切にしたいこと)に関する情報も含めて、診療録に記録します。必要に応じ、また救急搬送されるような場合に備えて、内容が確認できるように家族等と共有します。
(1)意思決定支援の前提
①日常の診療の中でコミュニケーションを図り、意思決定の前提となる様々な情報を収集します。
②医師と本人の信頼関係を構築するために、日常から誠意ある診療を行います。
③アドバンストケアプラニング(人生会議)の基本通り、本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ケアチームで繰り返し話し合いを行うプロセスを尊重します。
(2)意思決定支援に際して
①意思形成の為に必要かつ十分な情報提供を行い、本人の大事にしてきたこと、大切と思うことを理解したうえで、本人の決定を優先した医療を提供します。
②本人のこれまでの人生に敬意を払い、相互の信頼を得るための努力を怠りません。
③本人が考えたくない、話したくないということも含めて、本人の意思を尊重します。
④病状の変化に迅速に対応するために、病状変化に応じた適切な医療とケアを提供します。
⑤暮らしのニーズの変化をアセスメントし、継続的な共同意思決定※を行います。
(3)人生の最終段階において
①話し合いに基づく本人による意思決定を実現するため、多職種で協働しながら人生の最終段階における医療を提供します。
②人生の最終段階における医療行為の選択、医療内容の変更、医療行為の中止等は、本人の大事にしてきたこと、大切と思うことを尊重しつつ、多職種の専門性を有した医療従事者から構成される医療・ケアチームにより、医学的妥当性を基に慎重に判断します。
③医療・ケアチームにより、可能な限り苦痛や不安、その他不快な症状を十分に緩和し、本人ならびに家族等の精神的・社会的な援助も含めた総合的な医療及びケアを行います。
4.本人の意思決定支援をした上での本人の意思確認
本人の意思決定能力は個々により違いがあります。私たちが支援することで、その能力を高めることが可能な場合もあります。意思決定能力に疑いがあっても、私たちがまず可能な意思決定支援をします。
(A)本人の意思の確認ができる場合
①専門的な医学的検討を踏まえ、説明と同意(インフォームドコンセント)に基づく患者の意思決定を基本とし、専門職種で構成される医療・ケアチームとして意思決定支援を行います。
②治療方針の決定に際し、患者と医療・ケアチームが十分な話し合いを行い、患者が意思決定を行います。
③時間の経過、病状の変化、医学的評価の変更に応じて、また患者の意思が変化するものであることに留意して、その都度説明して本人の意思の再確認を行います。
④このプロセスは、患者の意向を汲み、家族等にも情報を共有します。
(B)本人の意思の確認ができない場合
①家族等が本人の意思を推定できる場合には、その推定意思を尊重し、本人にとっての最善の治療方針をとることを基本とします。
※なお、本人が意思を伝えられない状況になった場合に備えて、特定の家族等を自らの意思を推定するものとして、あらかじめ確認しておくことは望ましい。
②家族等が本人の意思を推定できない場合には、本人にとって何が最善であるかについて家族等と十分に話し合い、本人にとっての最善の治療方針をとることを基本とします。
③家族等がいない場合及び家族等が判断を医療・ケアチームに委ねる場合には、医学的妥当性に基づき、本人にとっての最善の治療方針をとることを基本とします。
(C)複数の専門家からなる「話し合いの場」の設置
治療方針の決定に際し、下記の場合には複数の専門家からなる「話し合いの場」を別途設置します。専門家は医療・ケアチーム以外の者を加え、示された検討結果及び助言に従って療養の方向性を決定します。
①医療・ケアチームの中で、本人の病態等により医療・ケア内容の決定が困難な場合
②本人・家族等との話し合いの中で、妥当な医療・ケア内容の合意が得られない場合
③家族等の中で意見がまとまらない場合や、医療従事者との話し合いで、妥当な医療・ケア内容の合意が得られない場合
5.まとめ
意思決定支援においては、正解は無く、各人の多様な意思を尊重しながら支援していくことに留意しなければなりません。
医療従事者の価値観を押し付けることはせず、本人の意思を尊重しながら、対等な立場で共同して意思決定を合成し、誰しもが迎える「死」を少しでも納得できるものに近づけるよう、努めます。

2022年9月10日(土)付けの東京新聞の2面に「高齢者の命脅かされる」医師、療養期間短縮に懸念として当院が掲載されました。
在宅医療関係者の皆さんにご覧いただければと思います。
詳細は下記をご覧下さい:
https://www.tokyo-np.co.jp/article/201225

今週月曜日(9月12日)のTBSニュース番組に当院が出演したことをお知らせさせていただきます。
★新型コロナ“第7波” 重症者減少も…死者数は依然高止まり★
「抱えている持病に拍車がかかる」医師が語る新たな課題
在宅医療関係者の皆さんにご覧いただければと思います。
【番組詳細】
■2022年9月12日(月) 18:05
■TBS Nスタ